パネル展「八幡の歴史と近代建築」(~2018/10/29)

先日、福岡ひびき信用金庫本店にある「ひびしんギャラリー」に徳養寺本堂の写真が出ていたとの情報をいただきました。

調べてみると、どうやら、「八幡の歴史と近代建築」というパネル展が開催中。西日本工業大学のゼミの成果発表の場のようです。(ギャラリーチラシ

1810_チラシ(圧縮)

会場の「ひびしんギャラリー」がある福岡ひびき信用金庫本店は、ここ北九州にゆかりの深い建築家・村野藤吾氏の設計によるもの。村野藤吾氏はいろいろな賞などを受賞されている大変有名な方で、建築物に興味がない方でも、東京の読売会館(現・ビックカメラ有楽町店)や日生劇場は多くの方がご存知ではないでしょうか。また、ニュースなどで現在よく目にする赤坂迎賓館の改修も手掛けています。住職は東京にいた時にちょくちょくビックカメラ有楽町店に行ってましたが、地元にゆかりのある方が設計を手掛けていたとは全然知りませんでした。

1810_ひびしん本店(圧縮)

会場に行ってみると、前述の村野藤吾氏の手掛けた福岡ひびき信用金庫本店や八幡市民会館、八幡市立図書館と並んで、辰野金吾設計の旧百三十銀行八幡支店、そして世界文化遺産になった八幡製鉄所旧本事務所など、たくさんのパネルが並んでいました。(辰野金吾氏は、日本銀行本店や東京駅(現・丸の内口駅舎)などで大変有名な建築家です。)

そんなそうそうたる建築物の中で、何故か徳養寺の本堂を取り上げていただいてます(汗)。

1810_求道会館
求道会館(Wikipediaより)

徳養寺本堂のパネルには、洋風の寺院関係建築ということで、東京にある築地本願寺求道きゅうどう会館も合わせて取り上げられています。築地本願寺はご存知の方も多いかもしれませんが、求道会館は知る人ぞ知るという存在かもしれませんね。求道会館は、明治~昭和初期に活躍した真宗大谷派の僧侶・近角常観ちかずみじょうかん氏が創建した建物で、現在では東京都指定有形文化財になっています。ちなみに、ゼミの学生さんたちはご存じないと思いますが、この徳養寺の本堂を建てた初代住職・江田常照と、近角常観氏との間には交流があったようです。(近角の雑誌『求道』10-4(大正2年)には、九州方面に伝道に行く際、八幡にいる江田常照を訪ねる予定である記述があります。)ひょっとしたら、宗教と近代建築についてもいろいろと話をしていたかもしれません。

このパネル展は2018年10月29日(月)まで開催されているそうなので、近くに立ち寄られることがありましたら、是非覗いてみてください。

<パネル展「八幡の歴史と近代建築」>

・会場:ひびしんギャラリー (北九州市八幡東区尾倉 2-8-1 福岡ひびき信用金庫本店1F)

・入場無料

・日時 2018年10月2日(火)~ 29日(月) 平日 9:00 ~ 15:00 土・日・祝 休み

・主催:西日本工業大学デザイン学部建築学科 水野研究室

 

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